簿記男(ボキオ)の部屋

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【BK010】前払費用:費用という名の資産科目で換金性なし 〜 お世話になっているあの会社の残高の多さが気になる

 ボキオです。。

 

 前払費用は、現金預金や商品と同様に、貸借対照表(バランスシート)の資産の部に計上されます。

 

 費用なのに資産

 

 典型的な例として、保険料を1年分前払いする場合を考えてみましょう。

 

 3月期決算(事業年度:4月〜翌年3月)の会社が、2021年1年分(1月〜12月)の保険料120万円を、2021年1月に一括で支払ったとします。

 この場合、2021年3月期(事業年度:2020年4月〜2021年3月)に、保険料3ヶ月分30万円が損益計算書に費用計上されます。

 一方、2021年4月〜12月分の保険料90万年については、2021年3月期の貸借対照表の残高に前払費用として資産計上されます。

  

 仮に保険料を一括前払いではなく月額払いとすれば、次期分の保険料は期末に現金預金として残っているはず、と考えれば分かりやすいでしょうか。

 

 で、少し前になりますが11月30日に、はてな<3930>の2021年7月期(事業年度:2020年8月〜2021年7月)の第1四半期決算が発表されました。

 

 https://ssl4.eir-parts.net/doc/3930/tdnet/1909751/00.pdf

 

 営業利益30百万円(前年同期比▲58.4%)はコ○ナでしかたないと思いますが、通期の営業利益の予想が17百万円でした。

 つまり、2020年11月から2021年7月の9ヶ月間の営業利益は▲13百万円赤字だということになります。

 原因を調べてみると、前払費用残高が402百万円と、前期末(2020年7月末)に比べて277百万円増えました。

 これが通期の利益を減らす一因かなと思いました。

 

 以上、運営のことを書いて少しドキドキしているボキオでした。。