ボキオです。。
統計検定が前から気になっていたので、「統計検定3級・4級公式問題集」(実務教育出版)を買って資格の内容を調査しました。
以下、3級と4級の比較を中心に、資格の概要と問題内容、さらに資格の将来性などについての報告です。
1.資格の全体像
・主宰:一般社団法人 日本統計学会
・web:https://www.toukei-kentei.jp/
・種別:統計検定1級、準1級、2級、3級、4級、統計調査士、専門統計調査士の全7種類
・試験日:6月と11月(2〜4級)
1級から4級までの5段階に加え、統計の活用に主眼を置いた、統計調査士と専門統計調査士という試験もあるのが特徴的です。
2.出題範囲
<3級> 高校数学の「データの分析」に相当
統計学とその応用分野を専門とする大学教員が国際的通用性を重視した問題を開発し、統計活用力を評価し、認証するための検定試験。
<4級> 中学校数学の「資料の活用」に相当
主に国際的通用性の視点から、統計表やグラフ、調査・実験、確率の基礎と活用の知識に関する学習の理解度を評価し、認証するための検定試験。
国際的通用性?逆にドメスティックな統計学ってあるんでしょうか?
3.試験情報(3級・4級)
試験時間:60分
問題数:30問(全てマークシート)
合格点:70点以上(難易度を考慮して調整あり)
受験料:4,000円(3級)、3,000円(4級)
合格者数:1,907人(3級)、422人(4級)
合格率:61.77%(3級)、56.16%(4級)
3級と4級の受験者数と合格率を見ると、4級を受けるメリットはほとんどなさそうですが、資格男としては4級から受けたいところです。ブログのネタも増えるしw
4.過去問を解いた感想
<3級> 標準偏差の意味や求め方を理解していないと太刀打ちできないので、今受けたら落ちるでしょう。
<4級>グラフやデータから適切な判断をする問題が中心で、こちらは過去問に一通り慣れれば受かりそうです。
5.合格最年少者と年長者の発表
統計検定ならではというか、これまでに受験した各級の合格者の最年少者名が統計検定のウェブに掲載されます。非公開も可です。
一方、全ての級でこれまでに受験した70歳以上の合格者名がウェブに掲載されます。こちらも非公開可で、非公開率が結構高いですw
6.まとめ
定型業務がAIや外部委託に進む中、私たちが付加価値を提供し続けるためには専門知識を増やしたり企画力を高めていく必要があります。
統計学の知識やスキルを身につけることは、業種や業界を問わず有用ではと思いました。
自己啓発に適した資格でもあり、統計の専門外なら3級以上なら履歴書に堂々と書ける気がします。
以上、相変わらず資格勉強よりも資格調査が好きなボキオでした。。
日本統計学会公式認定 統計検定 3級・4級 公式問題集[2017~2019年] [ 日本統計学会 ] 価格:1,980円 |