前回に続いて『訣別』シリーズとなってしまいましたが、第2弾は新興国株式・インデックスファンドからの訣別です。
私はここ10年くらいは(投資に関しては)火遊びはせず、企業型DCとNISA、そして一般の口座で、世界(先進国)株式インデックスファンドを中心に運用してきました。
そして、分散投資として、前回紹介した海外リートや新興国株式も組み入れてきました。
新興国株式インデックスファンドは、MSCI エマージング・マーケット・インデックスの連動を目指します。
上のグラフ(約3年分)の緑が東証の新興国株式インデックスETF【2520】で、本年7月末時点での国別組入れ比率は以下の通りです。
1.台湾:13.8%
2.中国:13.8%
3.インド:13.2%
4.韓国:11.5%
5.ケイマン諸島:11.0%
小計:63.3%
このように、ひとくちに新興国株式インデックスといっても現状では東アジア諸国の比率が高いことを認識した上で投資判断することが重要です。
そして青色のグラフが、東証ETFのインド株式指数・Nifty 50連動型上場投信【1678】です。
2020 年3月前後に、コロナの影響で他のETF同様価格が暴落した後、新興国株式インデックスはもとより、黄色の全世界株式(オルカン)【2559】もアウトパフォームしています。
特に、8月26日の米ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の利上げ継続発言後も、株価は堅調に推移し、昨日(9/1)には年初来高値をつけました。
このインド株式指数ETF【1678】の本日(9/2)の終値は273.5円で、100口単位で購入可能ですが、信託報酬が1.045%と高めなことに注意が必要です。
余談となりますが、ピンク色の東証TOPIXの推移が、緑色の新興国インデックスETF【2520】と酷似している点が気になりますw
ということで、新興国インデックスファンドの売却資金を原資に、インド株式指数ETFを買い増していきたいと考えています。
もっとも、米国のリセッション入が確実視される中、好調インド株といえども調整局面は避けられないでしょう。